電工二種

第二種電気工事士の学科の勉強時間と進め方。配点から決める8週間の計画

勉強時間は「足りない点数」から決める

「学科には何時間必要か」は、人によって大きく違います。電気の仕事をしている人と、まったく初めての人では、同じ時間をかけても進み方が違うからです。

そこで、時間の目安は次の順で決めます。

  1. 試験の日を決める(上期・下期の年2回。学科は CBT 方式か筆記方式を選べる。日程は電気技術者試験センターの発表で確認)
  2. 科目ごとの今の実力を測る
  3. 合計60点(50問中30問)に足りない分を、取りやすい科目から埋める計画を立てる

学科の合格基準点は60点(受験案内による)で、科目ごとの足切りはありません。だから、苦手な科目を全部つぶすより、取りやすい科目で確実に点を積むほうが近道です。

配点から見た優先順位

学科は50問です。出題の目安(資格転生の分析、回によって前後)で見ると、次のように分けられます。

まとまり 出題の目安 取りやすさ
配線図 約20問 図記号・器具の名前を覚えれば取れる
器具・材料・工具、施工方法、検査方法、法令 約20問 数字と名前の暗記が中心
基礎理論、配電理論・配線設計 約10問 計算と表。慣れるまで時間がかかる

計算が苦手な人でも、配線図と暗記の科目で40問中30問を取れれば、合計で6割に届きます。計算は「取れる問題だけ拾う」でもかまいません。詳しくは「電工二種の計算問題は捨てていい?」で解説しています。

1日30分・8週間の計画例

仕事をしながら、休憩時間や寝る前に30分ずつ進める計画の例です。あくまで一例なので、診断の結果に合わせて週を前後させてください。

週 やること
1〜2週 配線図の図記号と、器具・工具の名前。毎日10問
3〜4週 施工方法・検査方法・法令の数字。表にまとめて毎日見る
5〜6週 計算の基本(オームの法則、合成抵抗、電力、電圧降下)。取れそうな形だけ
7週 間違えた問題だけを解き直す
8週 本番と同じ50問・120分で通して解き、6割を超えるか確かめる

1日30分×8週間で、合計は約28時間です。電気の仕事の経験がある人はもっと短く、初めての人はもう少し長くかかると考えてください。

暗記の科目は「理由」をつけて覚える

数字は、理由とセットにすると忘れにくくなります。

  • 電動機は円の中に「M」(Motor)、電熱器は「H」(Heater)。英語の頭文字が理由。換気扇は円の中に横向きの8(∞)で、羽根の形と覚える
  • 停電できず絶縁抵抗を測りにくい回路は、使用電圧が加わった状態で漏えい電流を測り、1mA以下なら良しとされる。覚え方:対地電圧100Vで絶縁抵抗が0.1MΩのときに流れる電流が、ちょうど1mA(100V÷100,000Ω)
  • 水気のある場所以外で、定格感度電流15mA以下・動作時間0.1秒以下の電流動作型の漏電遮断器を付ければ、機械器具の外箱の D種接地工事を省略できる。漏電したらすぐ電気が切れるので、感電の危険が小さいから

続けるためのコツ

  • 1回を短くする:休日にまとめて3時間より、毎日30分のほうが抜けにくい
  • 間違えた問題をもう一度出す:一度間違えた問題を、日をあけて解き直す
  • スマホで完結させる:テキストを開けない現場でも続けられる

まとめ

  • 勉強時間は、合計6割に足りない点数から逆算する
  • 配線図と暗記の科目を先に固め、計算は取れる問題だけ拾う
  • 1日30分・8週間の計画を土台に、診断の結果で前後させる

参考書を使わない進め方は「第二種電気工事士の学科は参考書なしで受かる?」で、試験の概要は第二種電気工事士(学科)のページで確認できます。

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