乙4は「合計点」では受からない

危険物取扱者 乙種第4類(乙4)の試験は、次の3科目に分かれています。

科目 問題数 合格に必要な正解数
危険物に関する法令 15問 9問以上
基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問 6問以上
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問 6問以上

合格の条件は「3科目それぞれで6割以上」です。合計で35問中30問を取っても、物理・化学が5問なら不合格になります。これがいわゆる「足切り」です。

足切りで落ちる人に多いパターン

1. 物理・化学だけ5問以下

物理・化学は、暗記だけでは点が取りにくい科目です。法令や性質は「覚えれば点になる」ので勉強が進みますが、物理・化学は用語や計算が出てきて、後回しにされがちです。10問しかないので、2問の差で合否が分かれます。

2. 法令で8問止まり

法令は15問と多く、9問が必要です。指定数量、保安距離、定期点検など、似た数字が多い単元で取りこぼしやすい科目です。

3. 性質・消火で「第4類以外」を落とす

性質・消火の10問には、第4類だけでなく、危険物の類ごとの性質の概要も出ます。第4類だけを覚えて臨むと、ここを落としかねません。

次の試験までにやること

  1. 落ちた科目をはっきりさせる:試験結果通知書には正答率が書かれています。科目ごとの実力がわからない場合は、短い診断で測り直します
  2. 足切りの科目から先にやる:得意な科目の点数を上げても合否は変わりません。6割に届いていない科目に時間を寄せます
  3. 物理・化学は「仕組み」から:燃焼の三要素、引火点、静電気など、仕組みがわかると暗記の量が一気に減ります

3科目のうち、どれが足切りの危険にあるかを先に知るのが近道です。

出典:一般財団法人 消防試験研究センター「試験科目及び問題数」「試験の方法」