まず、落ちた理由を1つにしぼる
乙4に落ちたとき、「全部やり直さないと」と思いがちです。でも乙4は3科目それぞれで6割が必要な試験です。不合格ということは、少なくとも1科目が6割に届かなかったということです。
まず試験結果通知書や、解いていたときの手応えから、6割に届かなかったと思われる科目を書き出してください。はっきりしない場合は、短い診断で科目ごとの実力を測り直します。届いていた科目は、軽い復習で十分です。
科目別の立て直し方
物理・化学で落ちた人
物理・化学は10問中6問が必要で、計算と用語が苦手だと一気に崩れます。
- 暗記の前に仕組みを見る:たとえば「燃焼の三要素(燃える物・酸素・熱)」がわかると、消火の方法は「どれか1つを取り除く」と一言でまとまります
- 計算は熱量から:物理・化学の計算は、まず熱量(Q=m×c×Δt)から。式の意味がわかれば、数字を入れるだけです。そのあとで、熱膨張や化学反応の量の計算に進みます
- 毎日少しずつ:苦手科目は、まとめてやるより毎日数問を続けるほうが抜けにくくなります
法令で落ちた人
15問中9問が必要です。数字の多い単元(指定数量、保安距離、点検や届出の期限)を、表にして見比べながら覚えるのが効きます。法令の計算は、指定数量の倍数(貯蔵量÷指定数量を足し合わせる)が中心です。「誰が」「いつまでに」「誰に」を1セットで覚えると、引っかけの選択肢に気づけます。
性質・消火で落ちた人
第4類の共通の性質(蒸気は空気より重い、多くは水より軽く水に溶けない、静電気が溜まりやすい)を先に固めます。個別の物質は、その共通の性質と「違うところ」だけを覚えると量が減ります。
次の試験までの進め方
- 今の実力を科目ごとに測る(落ちた科目以外が下がっていないかも確認)
- 6割に届かない科目に、勉強時間の半分以上を使う
- 試験の2週間前からは、3科目を毎日少しずつ回す
一度受けた人は、試験の雰囲気も問題の形も知っています。そこは、初めて受ける人より有利な点です。